To infinity and beyond

大好きな旅行の記録。

世界は広いから欲張ってたくさん見に行きたい!

キューバ その2(バラデロ、行き方、パリセン)

キューバ4日間の旅程はこちら

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1日目 La Habana街散策、Buena Vista Social Club キューバ その1(旧市街)

2日目 Varadero移動、Varadero泊

3日目 La Habana移動、キャバレーパリセン、La Habana泊

4日目 クラシックカードライブ、街散策、フライト

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2日目

本日はバラデロのリゾートへ。

タクシーは事前にRafaelに(カサのオーナー)依頼したコレクティーボ(乗り合い)。

 

その他交通手段は次の通り。 
①バス Transtur(近くのホテルでピックアップ)

25CUC/所用2時間半から3時間、エアコン完備乗り心地良し

事前予約はキューバの旅行代理店を通してやるか、

キューバについてからチケットを買いに行かないといけない。

②タクシー(プライベート)

100CUC所要時間1時間半、良い車を運転しているタクシー運転手

と交渉できれば乗り心地良し。事前予約不要。

③タクシー(乗りあい)

25CUC所要時間1時間半から2時間、カサで頼むと車種指定できない

のでエアコンなしの可能性あり

 


私たちは③で、まんまと車はエアコン無しのボロい車。

しかも乗りあいのもう二人が「こういう人じゃなければいいね」

と話していた通りのアメリカンサイズの2人で、現れた瞬間笑った。w

私は半分潰されながら2時間移動。 


8時半に出発して10時半にはオールインクルーシブの贅沢生活スタート。

 

ホテルはアダルトオンリーのHotel Royalton Hicacos。

物資が限られているとか嘘のように至れりつくせりの怠惰生活に

政府が観光客から外資を得るための外界から切り離されたテーマパークという感じ。

でもサービスもとても良いし全員英語喋るし、ご飯はすごく美味しいといほどではないけど、期待していたより全然良かった。

 

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年齢層高めでおばあちゃんもおじいちゃんも

思いっきりプールサイドの泡パーティを楽しんだり、

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お爺様お祖母様が、夜のディスコとか踊りじゃくったり、超ド派手なビキニがすごいお似合いだったり、夫婦でラブラブでリゾート内も手繋いで歩いて二人でサルサ踊ってたりほっこり。こういうのいいよね、日本人には恥ずかしと思ってしまうことを当たり前のようにやりこなす姿がかっこいい。

 

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3日目

やっと天気が回復して暑くなった!

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朝ごはんはビーチサイドで。

 

ひたすらプールサイドでダラダラして

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たくさん食べてたくさん飲んで

出発の3時までこの贅沢空気を全力で吸収する。

 

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帰りは3時のバスに乗ってハバナへ帰ります。

バスは到着した時にホテルに予約してもらうよう頼んでおいた。

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結局バスの方が全然快適だった。



3時半にバラデロ出発して6時前にはハバナに着いて夜のお散歩。

日曜日の夜のハバナはあまり音楽も鳴り響いてなくて静かめ。

 

これはにんにくと玉ねぎ売り歩いていたキュートなおじちゃん。

 

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音楽聴きながらご飯したいので、バンドのいたこのお店に入ってみた。

El Louvreというお店 → Google マップ

何も調べずにふらっと入ったけどかなり満足度高め。

Ropa Viejaというキューバ料理、牛肉を細かく割いてトマトソースで煮込んだ料理が美味しかった!

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そしてナイトアウトは迷いに迷ったあげく、お店のおっちゃんにも聞いた La Casa de la musicaに行ってみることに。

サルサを踊れるけど一応机とかもあって生バンドもあるということであまり情報なくて良くわからなかったし、歩いて行くにはちょっと暗くて怖かったけど挑戦。

 


到着すると案の定、キューバ人しかいない、これガチで踊りに来るところだ!となり、中も覗かせてもらったけど、なんか着いた瞬間アジア人目立ちまくり怖くなってやっぱり撤退することに。

 


今ならまだ間に合う!ということで急遽タクシー拾ってキャバレーパリセンへ。ホテルナショナルキューバにあるということだけは覚えていたからとりあえず行ってみる。

街中からホテルナショナルキューバまではタクシーで8CUC。 

ちょうどショーが始まった10時に入り口についたけど

日曜日だったからか余裕で入れてかなりの特等席だった。

 

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ショーの内容はディズニーランドみたい。踊りも歌もすっごい上手くて個人的にはとっても楽しかったけどお客さん巻き込み型じゃないしお客さんもすごい落ち着いちゃっていてちょっと物足りないかな。ショーは最高、でも1日目のBuena Vista Social Clubの方がリピートしたくなる。

 


4日目

今日も真っ青なとても良い天気。

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最終日の今日はクラシックカードライブ。

Parque Centroがクラシックカー発着地なのでお気に入りの車を選びに行く。

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Parque Centro

乗るならピンクがいいよねという事前の協議からすんなりこの車に決定、

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旧市街を対岸から見たい、マレコン(海沿い)を走りたい、革命広場に行きたい、とだけ伝えて1時間で40CUC($40)相場でディール。

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1950年代もののシボレーでドライブ。

真っ青な空とギラギラ太陽で海沿いドライブ最高に気持ちが良い。

昔の車は電子制御とか使ってないから修理も簡単でこんなに持つんだよね。

もっと今の車もこういう可愛い見た目にしてくれたらもうちょっと車への興味が湧くんだけどなあ。


海底25mのトンネルを抜けて街の反対側へ。

 

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スペインが作った要塞(カリブの海賊から国を守っていたとか)

とその先にあるチェゲバラの別荘を

通って海沿いをドライブ、新市街を通って革命広場へ。

 

 

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途中、アメリカ大使館と同じくらい立派な北朝鮮大使館もあり、

社会主義国であることを気づかされる。

アメリカ大使館はもちろんトランプになってからは閉まっている、

運転手のお兄しゃんはアミーゴオバマに対してトランプは敵だって。


結局1時間半弱ツアーしてくれて大満足でした。

 


母の出発が迫っているので取り急ぎ絶対にリピートマストなアイスクリーム屋さんでラムレーズンアイスを食べる。モヒートアイスも美味しい。


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Floridaの前でタクシーを拾ってついに2週間の旅も終わりの瞬間。

I will miss you!!!!!のハグしてバイバイ、また一緒に冒険しようね。

 

母は日本へ帰り、

私はペルーへ帰ります。


1人になったハバナでラスト生演奏を聴きながらランチ(またRopa Vieja)して、

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油断するとすぐ踊る

 

買い物して、カサに戻ってママとRafaelにバイバイして、

かわいい町並みも見納め。

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Floridaで駆け込みラストダイキリ

暑い日に飲むとさらに美味しすぎて一人で一気飲みしてしまった。

 

Florida出るとちょうど3時間前に母を乗せて行ったタクシー運転手さんが

ちょうど広場に入ってきたので彼に頼むことに。

Florida前の広場はタクシー拾うのにバッチリ。

 


なぜか日本語を一生懸命勉強したいらしく、道中ずっと日本語レッスン。

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彼のノートにたくさん日本語の単語を書いてあげて解説してあげた。

そしたらお礼にキューバで大人気の音楽が詰まったアルバムだぜ!

ってお手製のCD2枚くれた。とっても可愛いね。

すっごい良い曲だったから帰ってきてずっと聞いてる。

 

そしてずっと疑問だった通貨の仕組みも聞いてみた。

 


キューバは2通貨制で外国人の使用する1CUC(約1USD)は

現地人が使う24キューバペソで、1CUCを使っていると物

価はかなり高めで日本と同じくらい(昼食1000円とか)なのだけど

キューバペソだとピザで18ペソ(100円)とかの表記をみたから

とっても安く生活できる。

 

しかしそうなると、キューバの会社(基本全て国営会社なので

基本全員公務員)で働いてキューバペソで給料もらう人と、

 

観光客向けの宿やったりクラシックカーでツアーして、

CUCを入手できる人は豪遊できてしまうのでは?と疑問に思っていた。

 

でも彼曰く、現地の人も基本はCUCで生活しているらしい。

キューバペソは価値がないから受け取ってもらえないらしい。

ん?でもそうすると、いよいよキューバペソしかもらえない人は

もはや自分の通貨で買えるものは限られていて、極貧生活ではないか、

と思う。しかし、それを助けるのが配給。この制度がある限り飢える

ことはないのだ。

 

しかし、二重通貨性があるということは「持つもの」「持たないもの」

の格差が大きすぎる。

食べるものがあったとしても買いたいものがあればCUCに両替しないといけなくなるとでももちろんキューバの会社で働く人の給料はキューバペソだから、とっても給料低い。つまり観光業に従事する人と比べるとすごい格差があるらしい。

えっ?格差社会じゃん。社会主義格差社会だ。

 

完全に鎖国していたら成り立つと思うけど、こうして観光客を呼んだり外貨に頼るようになったらもう「みんな平等」は守れないと思う。これからどんどん変わっていくだろうけど、無邪気でとてもキュートな笑顔で歌って踊ってその瞬間を楽しむ国民性は変わらないでほしい。