To infinity and beyond

大好きな旅行の記録。

世界は広いから欲張ってたくさん見に行きたい!

インカ帝国の遺跡で茶道(クスコ)

実はペルーで日本の茶道習ってます。

 

 

数ヶ月一緒にお稽古していたペルー人のマリアが生まれ故郷のクスコに

帰ってしまったので遊びに行きました。

 

マリアはSHOGUN(将軍)という映画を見て日本に興味を持った。

この映画かなり興味深い内容に仕上がっていた。

 

80年代にアメリカ人によって制作された映画で、

ヨーロッパ人が漂流して江戸時代の日本にたどり着き驚くという内容で、

日本人が礼儀正しい宇宙人みたいのように描写されている。

そして侍に挨拶しなかったらその場で首切られるとか、

釜茹の刑にされるとか多分だいぶ脚色された興味深い内容に仕上がってる笑

 

こうして日本て誤解されていくのだなとも思ったりも、

例え多少誤解があっても、何か変な国と思われてでも興味の対象になる

きっかけを他の国が作ってくれるのはありがたいことだなと思う。

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%86%E8%BB%8D_SHOGUN

 

マリアは私と同い年の娘さんがいるんだけど、

陶器を輸入する会社を立ち上げた後にお茶に興味を持って、

リマにある世界各国のお茶を輸入している会社で働いていた。

でも契約期間も切れたので、家族のいるクスコに帰り、

クスコから車で3時間ほどの村にある生まれ育った大きなお家

を改装して宿を始めることにしたんだって。

自分が好きなことを仕事にして、家庭も持って子育てもして

また新しいビジネスを始めようとしててすごく憧れる存在。

 

と前置きながっ。

 

はい、3度目のクスコへいってまいりました。

クスコはアンデス山脈に位置するインカ帝国の古都。

当時の南米大陸全ての道はクスコへ続く、と言われても

過言ではないほど交通網が張り巡らされ、モノと情報が行き交っていた。 

 

 

 

何回来ても大好きな街。

 

たくさんの広場と石畳。

スペイン人が侵略した時ほぼ全ての建物や宗教施設を破壊したけど、

この頑丈な石畳だけは壊せなくて、インカの人たちが作った石畳の上に

自分たちの建物やキリスト教会を建築した。

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だからインカ帝国とスペインのコロニアル建築が融合したとても素敵な街になった。

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到着した瞬間に絶対に食べると心に決めていたものは、これ。

 

アルマス広場のすぐ近くにある、Mr. Soupのカレーうどん!!!

Mr. Soup, Cusco - Calle Garcilaso 210 - Restaurant Reviews, Photos & Phone Number - TripAdvisor

 

 

リマにもたくさん日本食レストランはあるけど、

ペルーで一番美味しいカレーうどんは間違いなくこれ。

 

染みる。

 

そしてお腹が満たされ、お買い物。

クスコには死ぬほどお土産さんが溢れてるけど、

間違いなく直行すべきは、

 

このSan Pedro市場。

Google マップ

アルマス広場から歩いて10分くらい。

食品から洋服からお土産からなーんでも売っていて、

お土産は間違いなくここが一番安い。

 

 

カラフル過ぎて心踊る。

 

本当に全部欲しくなってしまうくらいツボ。

 

おやおや、布が動いている!と思ったらおばちゃん。

こうやって直接お店に売りに来てるの、これ生産者の方。

布を選んで洋服も作ってくれるよ。

 

なんでもごちゃーって売ってる。

干からびた生物も発見。

 

 ここで爆買いした後に今日は一泊だけ一人で泊まる宿。

ロレトブティックホテルは、比較的ホテルのお高めなクスコで

コスパと立地が最強だと思う。一泊USD50でアルマス広場から徒歩5秒。

 

 

ロレト ブティック ホテル(クスコ)– 2019年 最新料金

 

しかも可愛い。

 

 

部屋に窓がないのは閉鎖感あるけど、どうせ夜寝るだけだから問題ない。

 

 

そしてようやく、

茶道第一回目。at サクサイワマンというインカ帝国の宗教施設と言われているところ

 

 

こんな感じでピクニックTea time。

お客様は正座できないからちょうどいい感じに遺跡の岩に座る笑

 

 

お抹茶点てて、飲む前にお茶の葉を育ててくれた自然、

摘んでくれた人、運んでくれた人、準備してくれた人、

お茶が自分の目の前にたどり着くまでの全ての世界に感謝するんだよ、

って教えたら、インカでもパチャママ(自然や大地)が何よりも

大切な存在だったから儀式の時には飲み物を少し地面に垂らして感謝してから

いただくんだ、といって抹茶を地面に垂らして感謝した。

 

もはや茶道ではないけど勝手にフュージョンさせたけど、

感謝の気持ちは同じ。

 

こんな絶景でお茶を点てる日が来るなんて。

 

 

 

わざわざお道具持って来てよかった。

お茶菓子で持って来た抹茶ポッキーは全部溶けて固まった笑

 

 

 でも結局、ペルー人に一番ウケるのはお抹茶をホットミルクで

まざた抹茶ラテなのだ。茶道の先生には怒られそうだけど、

みんなが喜んでくれるならそれで良い、SHOGUNの映画じゃないけど

ちょっと違ったとしても、正しいお作法じゃなくても、

興味を持ってもらうことが一番大切だなと思う。

 

 

すっかり夜になって夜景も綺麗なAfternoon teaじゃなくて

Night teaになってた。

 

明日は朝早くからレインボーマウンテンに行くから、

ここでみんなとはバイバイして一人でサクッとご飯食べに。

 

レストラン、PACHAMAMA。

すごい有名みたいでとっても美味しかった!

 

でも机をシェアしたエクアドル人の親子と、中国人2人組と

話し過ぎて料理の写真撮るの忘れちゃった。。。

 

エクアドルのキトに行ったら家も泊めてくれるし、全部案内してくれることになった!

次の旅行はキトに決まった!笑

中国人2人組はリマで働いてまさかのオフィスが隣の隣だった。

この旅行の後ランチする仲になった。

旅の出会い楽しいなー。

 

レインボーマウンテンは違う記事に書くとして、

次の日はいよいよ、お目当のCURAHUASIにあるマリアの家に

連れて行ってもらいました。お兄ちゃんが運転してくれてクスコから2時間半。

 

 

こんな風景をひたすら見ながら最高のドライブ。

 

 

途中でランチもして、

山と山の間をスイスイ抜けて行く。

 

 

到着!!

築100年の超古民家。

 

 

山に囲まれて、マリアのお父さんは100人を超える従業員を抱えた

村で一番大きな農家だったんだって。

だから周りの畑はぜーんぶ自分のもの。

 

 

壁とかもこれから全部塗り直して

民宿にするんだって。

この辺はイタリアからの移民が多かったらしくて、

イタリア風の建築になっていてとっても可愛い。

 

 

 

こっちのサロンは後から増築した部分。

 

早速角っこの部屋に茶室を設置。

たくさん並んでる湯呑みはもちろん抹茶ラテ用。

クッションは必需品。

 

 

山の上に住んでるお友達も招待したんだけど、

水道が壊れて修理に時間かかってこれなくなっちゃったよ。

 

 

 

朝ごはんも太陽さんさんのサンルームでマリアとお兄ちゃんと3人で。

 

 

朝ごはんの後は畑を案内してくれた。

サボテンの実が自然な口紅代わりになったり、

途中で見つけたフルーツ食べて見たり、

自然の中で生きるって本当に気持ちい。

足のつま先から髪の毛の先っちょまで深呼吸して空気吸い込んだ。

 

ご飯食べてる時も、ずーっと兄弟でこの畑にはこれを植えよう、

これを育てようとか、ここにはキャンピングカー泊まれるようにしようとか、

グランピングみたいな施設作ろうとか、

いろんなプランニングをしててすごく楽しそうだった。

 

子育ても終えて第二の人生。

夢広がるなあ。

 

 

牛も飼ってるよ。

 

 

ヒルも飼ってるよ。

 

 

そして最後は木陰でもお抹茶。

 

わんこも一緒。

 

私とマリアがお茶点て過ぎて、

お兄ちゃんに、「もう勘弁してー」って言われたけど

最後まで付き合ってくれてありがとう。

 

最高の経験でした。

こんなに歳も違うのに、というかもはや親子なのに

たくさん面倒見てくれて、本当に暖かい。

 

私も彼女みたいにキュートで好奇心旺盛で

ずっとずっと人生楽しみながら歳とりたい。