パタゴニア10日間の旅
=行程=========================
12月26日 パタゴニア その1(カラファテ)
12月27-28日 パタゴニア その2 (フィッツロイ)
12月29日 パタゴニア その3(ペリトモレーノ氷河)
12月30日 パタゴニア その4 (プエルトナタレス)
12月31日-1月3日 パイネ国立公園
パタゴニア その5(パイネ国立公園 クエルノス & ペホエホテル)
パタゴニア その6(パイネ国立公園-グレイ湖、キャンプ、フランセス谷)
パタゴニア その7(パイネ国立公園 フランセス谷、トーレスデルパイネ)
===========================
今日、明日はエルチャルテンという村に移動してフィッツロイ登山。
フィッツロイはパタゴニアブランドのロゴになった山。
カラファテ→ エルチャルテンはバスで3時間弱。
何もない道をひたすらひたすら、もうやめてーって思うほどひたすら続く不毛の地。
風が強過ぎて植物が育たない。
しかし、まさかの到着したら、
今日はポインセノットキャンプ場でキャンプをして、明日の早朝の朝日に燃えるフィッツロイを見に行く予定だったから、どうしよう、どうしよう。
キャンプ装備レンタル屋さんで借りるかどうか座り込んで悩む女の子二人。
レンタル屋さんのお姉ちゃんに、「雨の中キャンプするか迷っているんだ、明日の朝晴れるかもわからないし、、」と相談すると、
「Of course NOT!! この雨の中キャンプは大変よ。」とあっさり。
でも私たちに予備日は存在しない。
今行くか、もう行かないか。
んー。。
キャンプ経験豊富ではないし、荷物担いで登るのしんどいし、
雨だし、明日朝日みれる保証ないし。
いい感じに残り一室のロッジを見つけてしまったので、
やっぱりキャンプはやめようかという話に。
この時の私たちはまだパタゴニア初心者で、
山の天気がどれだけ一瞬で変わるか知らなかった。。
とりあえず雨の中腹ごしらえする。
ここのレストラン美味しかった AHONKENKというところ。
アルゼンチンビーフがっついていたら、
突然、めっちゃ晴れた!!!
まじか!!!
急いでとりあえずハイキングいく。
LAGUNA TORREの途中のMirador(展望台)までなら片道2hくらいだったので
サクッと歩き始める。
でもやっぱりお天気微妙で展望台は何も見えなかった涙
とりあえず明日の準備して、大人しく寝る。
このスティックはレンタル屋さんで5ドルくらいで借りれる。
絶対借りた方が良い、フィッツロイの登り坂はやばい。
その日の夜は、ロッジが、いや、エルチャルテンの街ごと吹っ飛ぶんじゃないかと
思うほどの暴風。風がゴーゴーと吹き荒れてて、寝ながらキャンプいかなくて良かったーと思いながら明日も雨かなーって思いながら寝てたら。
朝6時。
パッと目がさめると、
えっ!!
晴れ過ぎ。
朝日に照らされた雲綺麗過ぎ。
まじか!!
これ登ってたら朝日に燃えるフィッツロイ見れたじゃん。。涙
これはこの旅で一番後悔した瞬間でした。
その時登っていた人が撮った写真はこれ、
Wowww!!!
気を取り直して、6時半にロッジを出発、
街の反対側の登山口まで地味に30分歩いた。
はーい、出発します at 7時AM
1時間くらい登ったあとは割と平坦な道がずっと続いていて、
なんだ、結構楽勝じゃんってスキップできる。
登り始めて1時間半くらいで分かれ道。
私たちは帰りにカプリ湖を通ることに。
開始から2時間くらいでフィッツロイの展望台到着。
ずっとフィッツロイを見ながらズンズン進んで行く。
どんどん景色が変わるから歩いてて飽きないよ。
山を越え、川を越え、
そしてやってきた最後の難関。。
ほぼ半べそかきながら登ったひたすら続く岩の坂道。
もはや坂道じゃない、よじ登るレベルの急斜面。
これ1時間。向こうから来る人に励まされてズンズン登る。
辛いけど、登れば登るほど絶景。
強風というか暴風過ぎて、
本当に3回くらい風になぎ倒されて転げ落ちそうになった。
そしてついに。
フィッツロイめっちゃ雲に隠れてる!!
Oh my ....
でも間違いなく想像をはるかに越えた大きさに圧巻だした。
なんか風強過ぎてあまり写真撮れなかった。
大きな岩の裏に隠れながら15分滞在するのが精一杯で。
本気で踏ん張っていないと飛ばされるの。
これ日本の山だったらとっくに「本日は閉山です」となっている。
色々後悔はあったけど、パタゴニア初登山大満足なフィッツロイでした。